2013年8月31日土曜日

Ubuntuでモバイルデータ通信

今巷ではMVNO事業者が格安SIMの価格サービス競争を繰り広げています。
格安SIMを使えば月額ワンコインでインターネットにアクセスできる時代となりました。例えば、DTIのServersMan SIM LTE 100は通信速度が100K固定ですが月額490円と非常に安いです。また、IIJmio高速モバイルサービスなら月額945円で500MB分のLTE無料クーポンがもらえて、クーポンを使い切っても200Kで通信ができます。

私もこれを機にUbuntuでも格安SIMを使えるようにと思い、早速Ubuntu標準のNetworkManagerから設定してみることにしました。
しかし、残念なことに私のUbuntu(Lubuntu13.04)は私の持っていたUSBモデム型のデータ通信端末(L-03D)をうまく認識してくれませんでした。データ通信端末が認識されないことにはネットワーク設定など何の役にも立ちません。

色々と試行錯誤の末、今はなんとか使えるようになったので、その手順を備忘録として残しておきたいと思います。
試行錯誤した割に最終的にたどり着いた解決法はとてもシンプルでした。

まずはNetworkManagerで「モバイルブロードバンド」設定を作ります。設定は個々人の契約で変わりますから自分の設定に読み替えてください。




※写真はドコモ mopera U(APN:mopera.net)の設定です。格安SIMのMVNOとはいえませんが、格安SIMの設定方法を知る上では参考になると思います。

次にターミナル画面からデータ通信端末のVendorIDとProductIDを確認します。今回使ったデータ通信端末は先ほどもちょっと紹介しましたが、USBモデム型のL-03Dです。

$ lsusb | grep LG
  Bus 001 Device 010: ID 1004:6326 LG Electronics, Inc.

grepの引数「LG」はLG電子のLGです。
1004がVendorID、6326がProductIDです。

次にusbserialモジュールにUSBモデムを認識させます。

$ sudo modprobe usbserial vendor=0x1004 product=0x6326

たったこれだけで端末をうまく認識してくれました。ここまで来るのにどれだけハマったことか、、、



NetworkManagerをクリックしてみると、先ほど作っておいたモバイルブロードバンド設定の名称「NTTdocomo mopera U 1」が表示されています。これをクリックすると無事にインターネットに繋がりました。
LTE, 3G回線のおかげでいつでもどこでもUbuntu生活のスタートです。


今回使ったLTE対応データ通信端末のL-03dはアマゾンで買えました。

2013-12-22 追記
L-03Dを一度切断すると二度と再接続できなくなる問題を解決しました。→[Ubuntu]USBモデム「L-03D」をセットアップ

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